TL; DR
2021年8月10日から11日。曇天が続く夏季休暇中に、幸運にも晴天に恵まれたためあぶくま高原で天体撮影を行い、動画を撮影しました。本稿ではその内容についてご紹介いたします。
まずは本編
まずは本編をご覧ください。
遠征概要
今回の遠征は大顧問とNiwaさんの一声によっていきなり発足しました。
「夏、皆で一緒に遠征しましょう」
奥羽常武相、1都4県の天体写真家7名が反朝廷の旗印のもとに集い、「打倒たかsiさん西国諸兄」と鬨を上げながら撮影しました。うらー。遠征の内容につきましては、下記2点の記事をご確認ください。
また、今回の撮影は、7人で2対象を撮影して、短い晴れ間を最大限露光に活用するというコンセプトで行っています。その7人の怒れる撮影者の膨大なデータをそーなのかーさんが丁寧に前処理してくださいました。中身につきましては、下記URLから記事をご確認ください。
遠征動画の組立
これまでの遠征動画は撮影者がせいぜい3名程度ということもあって、雰囲気に合わせてどちらかというと静かでしっとりとした感じの動画にするようにしていました。個人的にはしっとりしていたほうが好きということもあります。遠征地も静かですからね。
が、今回は7名と遠征協働者は倍以上。しかもみんなで同対象を撮影しますので、現場はワチャワチャするはずです。絶対。そこで今回の動画のコンセプトは「大人数での撮影のワチャ感と楽しさを15分以内に凝縮すること」として仕上げました。
全体を通したざっくりとした構成は6部で、
- 導入
- 対象説明
- 撮影合間のお楽しみ時間
- 光軸合わせ
- 画像処理ワークショップ
- 撮影の釣果
となっています。
ほとんどが大顧問とワタクシでのムービー撮影によるものですが、お楽しみ時間から光軸合わせにかけてのタイムラプスムービーはそーなのかーさんの撮影です。
上記6部のシーンの合間にはタイムラプスムービーを挟んであります。タイムラプスムービーは長時間撮影した結果を短い時間に圧縮するものですから、合間に入れると時間が経過していることを示すことができます。ご覧いただければおわかりいただけると思いますが、実際に合間にタイムラプスムービーを挟んであると、シーンが切り替わったことがわかります。
また、音楽もEpidemic Soundから3点引っ張ってきました。
0:38~ Watching People Dance - Eve Air
3:08~ Something Good - Velveteen feat. Emi
7:00~ Waste of Time - CLNGR feat. Alexa Cappelli
導入はBGMがない状態で始まり、撮影対象の説明まではしっとりとした感じのBGMが続きます。やがて撮影が開始すると気分とともに音楽も盛り上がって、撮影が終わると徒労感とともにWaste of Timeと言われる……。という遠征の気分の高揚感を表すには丁度いいBGM構成になったと、一人でニヤニヤしています。
誰も気づかないこだわりと見どころ
字幕とそのフォント
字幕は会話を手書き風フォントのクレーDB(Fontworks制作、Adobeフォントから)で書くことで会話の暖かみを表現してあります。クレーはあまり使用事例は多くないもののしっとりとしたペン字風のフォントで、使い勝手が良いのではないかと思っています。主だった使用事例は、境界の彼方(京都アニメーション、鳥居なごむ)のスタッフクレジットです。
また、会話ではない地の文はUD新ゴPro6Nを使っています。フォントにはUDフォント(ユニバーサルデザインフォント)とそうでないものに二分されていて、UDフォントは「゛」「゜」や数字の字形を工夫するなど改善していて可読性が高いフォントです。字幕やプレゼン用のフォントとして最適なものです。
第4部以降(7:00~)の会話の字幕は、嘘字幕となっています。
本動画は、じつは英字幕がついておりまして、バイリンガル対応となっています。英字幕の対応、翻訳にあたってはNiwaさんとそーなのかーさんに校閲いただきました。英字幕もちょくちょく嘘字幕が入っていますので、ご確認ください。
みどころ
だいこもんがビールを飲むシーン(4:26~)はビールを飲んでいないのに「うまい」と発言しています。本当は故中川昭一氏のようにごっくんしているんですが、編集では飲んでいないのに「うまい」と発言するように切り貼りしています。
7:37以降の大顧問がRASA11"を下ろすシーンは嘘字幕の最たるもので、適当に啖呵を切っています。8:38以降、まちょさんが光軸合わせのときに大顧問に右、上……と言った後、そーなのかーさんに切り替わり「視力検査じゃないんですよ」と言っているシーン。こちらも全て、嘘です。が、これら二つのシーンは結構ワタクシの個人的なお気に入りです。
まとまってないですが、終わります
以上、本稿では投稿した動画の構成と企図、見どころを紹介いたしました。
色々粗があって気になるところもあるかとは思います。自画自賛ですがかなりの大作で、遠征動画を熱心に上げていたよっちゃん氏、現在進行形で熱心にあげているEnif氏にも負けていない仕上がりになっていると考えております。
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