帰省しても天体観測|仙台平で無念の撤退編

TL; DR

glasnsciです。春の大型連休に伴う帰省で、現在は実家のある宮城県におります。でも、せっかく晴れているのに自宅に屏禁ではもったいないです。そういうわけで、だいこもん師とそーなのかーさんと一緒に、仙台平に遊びにいってきました。

動画

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みつのぐ昔ばなす(ふう)

今日は、宮城県名取市愛島郡笠島にお住まいのglasnsciさんの語りで、仙台平の撤退遠征についてお送りします。

昔むかし、仙台の北っペリのとこさ、そーなのかーちゅう男と、南っペリのとこさいだだいこもんっちゅう男がおったんだど。ある五月晴れの日のこと、二人は相模さ住んでだぐらすのすちっちゅうわらすみでなやつと一緒に、仙台平さいって天体観測すっぺし、て申す合わせてな。「そらいぐべし」て勇み足で向かったんだど。

仙台平はさらにそのまだ昔、大多鬼丸ちゅう蝦夷の豪族が納めていた土地だったんだど。大多鬼丸は坂上田村麿ちゅう征夷大将軍蝦夷討伐として遠征した際に討滅させられたんだど。その際に、

年も治めせまほしう覚え給ふべし」

といって丁重に丘の上さ葬ったんだど。そこがらな地だったんで、「千台平」の音が転じで「仙台平」と呼ばれることさなったんだど。実際、仙台平の道中や山頂には石碑や首塚があっでな、歴史の重みを感じることができるんだど。

いざ三人がいでがらの天気は、最初はよがっだけんども、すーぐ曇ってきて

「あっちじゃしゃーなし」「こっちじゃしゃーなし」「こぬだっだら一晩中わりままかもなや」

と言いつつ無念の撤退したんだど。でも、晴れたり曇ったり、曇ったり晴れたりしてる間中、やれ「コーヒー飲むべし」、やれ「Niwaさんの誕生日だ」つってな、その場にいねNiwaさんの誕生日をみなで祝っだり大層遊んでたんだど。

というお話。続きはまた次回。

出典: www.city.tamura.lg.jp

遠征が異様

大顧問とワタクシは、亘理IC前のセブンイレブンで待ち合わせて国道6号線経由、全て下道で向かいました。国道6号線は信号も少ない快走路で、実家からですと常磐自動車道に比較して30分程度遅い程度とあまり変わりません。一方で常磐道だと普通乗用車で2000円以上かかります。

大顧問とワタクシが到着してからしばらくすると、そーなのかーさんも到着。大顧問は何故かこの日、体内方位磁針の挙動が不審でした。撮影地ではずっと西と東を間違えていましたし、このときは極軸をずっと南に向けていました。我々はこの謎を確かめるために南極へ向かった。ともかく、大顧問はMamiya APO Sekor 250/f4のツインで南側を、そーなのかーさんはBKP130とREDCATで、ワタクシはFC-76で銀河をそれぞれ狙います。

設営も終わり、まったりと撮影開始。そーなのかーさんの撮影した星像が鋭いと、みんなで感心していた様子。なんと翌日の5月4日は弊会参謀のNiwaさんのお誕生日との情報を以前入手しておりました。NiwaさんはAramisさんと一緒に長野・山梨方面に遠征で仙台平でご一緒じゃなかったのが残念でしたが、星沼会喜び組のワタクシは「遠征先でハッピーバースデーだ」と一人勇み足。本人不在にも関わらずに皆でコーヒーを飲みつつ、セブンイレブンのガトーショコラを突っついておりました。

撮影の様子

悲劇。残念ですが、曇ってしまいました。仮眠を取った22時ころから曇り始めたらしく、露光時間2時間ほどで敢え無く曇り。この日はついぞ晴れずに、ずーっと曇っていたようです。そのまま無念の撤退。ところで、この「南無八幡大菩薩」の下り、天文界隈で流行らないかしら。

結局薄明直前になったら晴れました。

最後に

その後、大顧問はワタクシがお土産で差し上げた国権酒造の「てふ」を引っ掛けたようです。美味しいので福島県のアンテナショップなどでぜひお買い求めください。