小話。カラーモードが楽しい。

TL; DR

henomojiです。 カラーモードを変えると同じ写真でも印象がガラッと変わって面白い。というお話をスタートにちょっとおしゃべり。そんな内容です。

小話

最近は寒くて堪りません。身体は徐々に順応している気がしますがそれでも寒い。 コロナが収束したら来年の冬に向けて完全装備を整えようと思っています。 finetrackと言うメーカーかすごく気になってるんですよね。

さて、唐突ですが写真をドン。

SDIM5602
date: Aug. 30th, 2020
location: Miharu-dam., Fukushima Pref., JPN
optics: SIGMA 45mm F2.8 DG DN
camera: SIGMA fp
exposure: ISO100, f2.8, 1/2500sec

寒さは何処。季節違いな写真ですがご勘弁。 これはfpに入っている確かクラシックイエローというカラーモードを使って撮っていたと思います(間違っていたら申し訳ない)。 何と言うか小学生の夏休み辺りを連想しませんか? 世で言う『概念としての夏』みたいなイメージです。 さてさて、次にこの写真のカラーモードだけを変更したものがこちら

SDIM5602cinema
date: Aug. 30th, 2020
location: Miharu-dam., Fukushima Pref., JPN
optics: SIGMA 45mm F2.8 DG DN
camera: SIGMA fp
exposure: ISO100, f2.8, 1/2500sec

カラーモードはシネマ。 こちらの現像だとイメージがガラッと変わって、『記憶の中にひっそりと佇み続ける夏』そんな印象を受けませんか? 色を変えるだけでここまで意味合いが変化するのですから恐ろしいモードですよこれは。 実はfpを持ち初めて一番面白いと思ったのはこのカラーモードの存在だったりします。

正しい色で撮らなければいけないという考えをお持ちの方には怒られそうな現像ですが、 私は自分が目の前の光景と対峙した時、たとえそれが同じ光景であったとしても、何を思ったかであらゆる設定(勿論カラーモード含む)が変わって然るべきだと考えています。 つまりどういうことかと言うと、今回の写真を例にするならば、

カメラを構えた時に子供の様なワクワク感を持っていたのなら前者の様な現像を、 逆に過去の記憶を思い出して郷愁の念に駆られていたのなら後者の様な現像でまとめればいいじゃない。

と。まあそんな具合です。

写真を通して何を伝えたいのか。それは私の内側で起こった事なのか。目の前の真実なのか。 写す真と書いて写真なわけですが、photograph的に考えると光画。光の画なわけで、 ぶっちゃけどっちが正しいとかではなく個人の考え方一つで白にも黒にもなるお話だと思うわけです。 各々が各々の中に信念としての白黒を置いておくに留めておきましょう。それが平和です。

私は私が面白いと思ったものを正直に撮りたいと考えている人間なので、自分の内側で起こった感情が面白ければ それが伝わるように、目の前の光景が面白いと思ったらその光景が伝わるように撮っています。 理想は鑑賞者の内側に言語化出来ない感情を抱かせる写真を連発連発連発。な、わけですが。ま、難しいですよね。 圧倒的にレベルが足りない。fpを持って初めての冬。何か新しい発見があると良いなぁと緩く思っております。

それでは今回はここまで。お付き合いいただき大感謝~