TL; DR
お久しぶりです。henomojiです。今回は21:9の縦構図が結構面白かったよと言う布教記事になります。
始めに
一時期SNSで21:9の縦構図を頻繁に目にする機会がありましたが皆さんはいかがでしょうか。
この構図使える場面が限定的ですが風景によく合うんです。楽しくって色々撮ってしまいました。
まあ、そんな事やってるとフォルダにえらく縦長な風景写真がたまっていくわけでして、
ある時ふとこう思ったわけです。
「これ掛け軸っぽいな。」
と。ささ。それでは作例をどうぞ。
作例
掛け軸っぽくね。という感想を抱いた記念すべき一枚目。カラーモードはシネマ。パンフォーカスにする予定をすっかり忘れていました。
掛け軸なら風景かなと思い撮った3枚。ここから何となくしっくりくる風景の輪郭が見えてきたり来なかったり。
遠い何処かの風景と言うよりはもっと身近な存在を意識。先ほどの3枚よりこちらの方がしっくりきます。
人工物の存在感が気になりました。なんとなく違うかも。と思った一枚。
それでもついつい人工物を撮ってしまいます。まあこれはこれで良いんじゃないの?こっちの方向性も視野に入れとこうと再考。
数十年先、案外こっちの方がよかったなと思うようになったりするかもしれないですしね。
昔の写真を見て当時の状況がわかる写真って何だか良いじゃないですか。
そんな感じです。
これは一つの"正解"な気がするなぁと思った一枚。
こっちもこっちで良い感じ。大きいものと小さいものを比較して、小さいものにフォーカスするのが良さそうかも。
道行く車のヘッドランプが小さいものに光を当ててくれました。街の灯りも良い感じ。
カラーモードのシネマは卑怯ですね。とりあえずこれやっとけ感。ただ岩との相性が良いのは意外な発見でした。
雲~。もくもく~。この辺りから如何に上の余白部分を綺麗な余白にするか意識しています。
好きなんですけど、一つ一つの情報が重めでずっしり。もうちょっと軽い雰囲気の方が良いかな?
人工物有り。情報量も多い。でも成立してる気がします。色が軽やかだから?人工物が謙虚だから?
兎に角結構気に入っている一枚です。
虹だぁ。わぁ。綺麗だぁ。で終わってしまった一枚。何だか味気ない。もっと何かできたのではと思ってしまいます。
やはり人工物は難しいですね。自然とのバランスが難しい。
その点アヒルさんボートは人工物ながら良い味出してますね。なにせ"アヒルさん"ですからね。……冗談です。
カラーモードのシネマはとっても優秀定期
紅葉だぁ!!と撮影中はテンションMAXでした。
ただ雲はもう少しなんとしたかったなぁ。彩度も少し下げた方が良いかも。
山に囲まれた街。浮かぶ雲。そして空。人工物もここまで細かくこじんまりしてると良い感じですね。
思うところ。考えるところ。
21;9の縦構図。私の傾向としては、
『自然物をメインに据え、見た目のカロリーが高くない被写体を選びましょう。』
が現状の解な気がします。
人工物は見た目のずっしり感が大きいのでカロリー重め。自然はカロリー低めです。どちらも主観ですけどね。
どうしても人工物を入れる場合は如何に自然に溶け込ませるかが肝なのかもしれません。
ま、そんなことを書きつつ何度か写真を見返している内に、なんだかどれも良い感じに思えてきましたよ。うん。なんか素敵。
だって良いじゃない。好きなものが写っていれば。
P.S.こちらの21:9の縦構図。flick上で見ると結構オシャレに並んでいたのでびっくりしました。たくさん撮って並べてみるのも面白いかもしれません。
ただの雑談
小林賢太郎さん芸能界引退。ショックでした。ただ友人とも話しましたが、「なんだから”らしい”終わらせ方だよね。」と。
勝手な想像ですが、『いついつまでに引退します。』と宣言してしまうと、お客さんが無意識にそういうバイアスをかけて舞台を観てしまうから直前まで隠していたのではないかと思っています。
人は信じたいものを信じ、否定したいものを否定する性質がありますが、その性質は対象の本質的なところ、意図するところから遠ざかる悪癖であり、しかし同時に生存本能が要請する致し方ない習性だと私は考えています。
そして感情のバイアスというのはどうしたってそれらと同じ"遠ざかる"要因を秘めており、ひいては作品の評価に下駄を履かせる事にも繋がりかねない。
もし私ならってついつい考えてしまうんですけど、なんだかそういう事が起こってしまうのは嫌だなぁと思うわけです。
ところで、2020年引退はだいぶ前から決めていたこととご本人が発表されていましたが、ここまで隠しきったあたり非常にストイックな方なのでしょう。
羨ましい。さてさて、なんやかんやで雑談の文量が一番多い気もしますが、この辺りでこちらも終わりにしようと思います。
最後にわざわざここまで読んでくださった奇特な皆様。本当にジャイジャイマハラスカ。