令和2年の天文初めは楢葉町から!|第2稿

TL; DR

glasnsciです。初めてオートガイド撮影をしてIC405・ IC410・IC417を撮影しました。 前回の記事に引き続き、楢葉町遠征の結果です。

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みちのくむかしばなし2

本日も宮城県名取郡愛島村出身のglasnsciさんの語りで、「さよならそーなのかーさんの神割崎」2回目をお送りします。

そーなのかーじっさまは「星鍋さ作って食べっぺし。今日のゆんべはしばれるなや」と虚空に放言したんだと。ところで、その日はじっさまと一緒にglsnsciというおだづもっごが一緒に撮影しとって、やれ「BYEの設定がわがんねっぺし」、やれ「PHDの設定ってどうすんすか」とやたらめったら聞いてたんだと。じっさまは、その度に「Dithering設定はこうすんだず」「ミラーアップは設定どうすたんだべか」「露光時間は0.1sで十分だず」と逐一教えてくれたんだと。

ほんで、もっごが「One Star Alignmentでカペラさ導入すてるはずなのにIC405が導入でぎねえべ」って頭抱えてっと、じっさまはやっぱり丁寧に「Alignmentで導入したカペラ自体がずれてんだず。ほれ、Telescopius見てみ。写ってる星が画像と違えべ?」とカペラの導入を手伝ってくれたんだと。結局あーでもね、こーでもねと言ってカペラ導入したんだけじょも、じっさま見るに見かねて「おめさんPlate Solving入れてんのか」って尋ねたんだと。もっごが「んでね」って言うと「それじゃいげねえべし。ASPSとPlate Solve2さ入れとけ」とありがてえアドバイスをくれたんだと。

Alignmentした後はじっさまがTelescopiusで構図を確認してくれてIC405とIC410を導入したんだと。この日は気温もセ氏マイナス4度から5度くれえまで下がったんだけじょも、風はねぐってPHD2のガイドグラフは偉い落ち着いでだんだと。撮った写真ばみて、もっごは「300秒露光なんでありえねえず。快挙だず」つって小躍りしたんだど。大顧問と同じだず1、ってじっさまは笑ってたんだと。もっごは「偉い時代になったもんだず。世も末じゃ。まさか430mmで5分のガイドができるなんて信じらんねべし」ってたいそう喜んだんだず。すっと、もっごの耳元で悪魔が囁いたんだず。

「10分露光も試してみんねすか」
「10分なんてそんな大それたことおらには無理だず。勘弁してけろ」
「んなこだね。5分ができてんだから10分だってできっぺし」

半信半疑になりながらも、もっごはBYEの設定さ露光600秒にして試してみたんだと。写った写真っこば見て、腰ば抜かして「えらいこっちゃ。600秒露光ができるなんて」と驚いてたんだと。

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和訳

福島県でIC405・ IC410・IC417を撮影した話です。初めてオートガイド撮影に臨みました。そーなのかーさんに色々と教えて設定していただきました。ありがとうございました。430mmでの5分露光でスゲー!と驚いていましたが10分露光でも星が点像になり非常に満足の行く撮影になりました。ただ、やっぱりFC-76は暗いので露光時間が足らないですね。もっと撮り増ししたいなと思いました。

撮影の結果はこちら。

IC405, IC410 and IC417
date: jan. 10th, 2021
location: Naraha-machi Town., Fukushima Pref., JPN
optics: Takahshi FC-76 w/ reducer (438mm F5.8)
camera: Canon EOS 5D Mark IV (unmodefied)
mount: iOptron GEM45 w/ QHY5l-II and PHD2
exposure: ISO1600, 300sec x 24 frames, 600sec x 8frames

2週連続で福島遠征をしましたので、第二週の結果はまた後ほど。どんど晴れえ。