TL; DR
glasnsciです。お盆にAramisさんの遠征にどっかん相乗りする恰好で天城高原に遠征してきました。本ブログ初の天体撮影記の記事です。たぶん。
天城高原の誘惑
ことの発端は、Aramis(@magicalflute77)さんのツイートでした。
明日は星見に出かけよう。
— Aramis (@magicalflute77) 2020年8月14日
いつものように天城に行くか、せっかくだから景色も求めて野辺山方面か。夏の南八ヶ岳は曇りがちなんだけど、どうしようかな・・・
このツイートに反応していたのは、だぼさん(@dabo_pic)、けーたろさん(@ShonanAstroPhot)さん、ぴーすけさん(@AstronomyPisuke)。ほか、私はまだ顔と名前が一致してない(そもそも暗いので顔が見えないという指摘は置いといて)ので、詳細はAramisさんの記事1やだぼさんの記事2をご覧ください。
そもそも、今年のお盆は新型コロナウイルスのせいで帰省は控えていました。この長大な連休をどう費やそうか悩みに悩みに悩みました。だってあまりに長すぎるんですもの。結果、昼間は新宿に出歩いたり、眞踏珈琲店でお茶をしばいたり、川崎大師に行って実家にくず餅を送ったり、夜はみなとみらいでタイムラプス撮影したり、山中湖に行って星を見たりしていました。山中湖でもタイムラプス撮影しましたが、どうも露出が合わずキチャナイ感じになってしまったのでここでは掲載しません。
天城高原は周囲に大きな都市がないため、喧騒や光害から隔絶された世界が保証されています。なにより、この時期は高原性機構で涼しいのがうれしい。ほんと、首都圏のうだるような暑さに身をおいてると、何よりうれしいです。
顛末書
拙宅はおよそ14時ころに出発。天城高原までは3時間ほどあれば到着するはずですので、薄暮時には到着するという目録見です。が、最寄りのガソリンスタンドで給油中にポタ赤の三脚を忘れたことに気づいて急いで戻り、なんだかんだチェックして出たのは15時。そこから東名高速・新東名を経由して、途中足柄SAで休憩し、伊豆縦断道路からスカイラインへ入って、ロケーションの天城高原に到着です。
到着時は夕焼けで空も真っ赤に染まっていました。お天道様が首を傾げてくると、段々と夏の天の川がすっくと立ち上がって見えてきます。やっぱり天文クラスタの多くが訪れるだけあって、空が暗い。都会の光化学スモッグにまみれ、薄汚く淀んだ空に慣れきってしまった目には、非常に綺麗に見えます。が、ぴーすけさんとだぼさんは「天城高原のポテンシャルはこんなもんじゃない(意訳)」と。なるほど、つまり、日によって天城高原はもっと高度が上がるってことか!!
およそ20時に撮影開始して、アンタレス付近、射手座中心付近、そして北アメリカ星雲あたりを撮影しました。のんべんだらりと喋りつつ、月が出る少し前にぴーすけさんが撤退。私も3時前に天城高原をあとにしました。
今回は、最初に撮影したアンタレス付近を掲載します。同志mejiroの記事はどっちかと言うと機材紹介的な意味が強いと(ワタクシは勝手に)思っていますので、本稿が本ブログ初の天体撮影記になります。たぶん。
画像処理って難しい
久しぶりにPixInsightを使ったらすっかり使い方を忘れていました。ところで、がぞうを強調処理するとこういう風に緑色のノイズが現れるのってデフォルトでしたっけ? 参考のためスタック済み、トーンカーブのみいじった画像を載せます。
アンタレス付近
今回は疑問に思いつつ、暗部だけSCNRで緑被り除去しました。でも、今考えると、フラットも多分あってないような気がするし、撮影開始した20時あたりのコマと後半のコマが明らかにホワイトバランスが違うので、色々と不手際がありました。しょうがないので、今回はこのまま記事に掲載します。
次回予告
次回は今回掲載しなかった、射手座中心付近の画像を掲載します。乞うご期待。
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Aramisさんの記事 aramister.blog.fc2.com↩
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だぼさんの記事 dabokun.github.io↩