梅雨とモノクローム

TL; DR

henomojiです。ちょっと早いですが作例有りの梅雨の振り返りです。 天候の良し悪しと撮れ高が連動してしまう私。しかしモノクロを採用することで少し改善しました。 ジメジメ、モヤモヤ、ヌルーン。な3枚です。

作例

SDIM2252
date: Jul. 27th, 2020
location: Yagisawa Park, Fukusima Pref., JPN
optics: 45mm F2.8 DG DN | contemporary 019 @45mm
camera: SIGMA fp
exposure:ƒ/2.8, 1/30sec., ISO1000

SDIM1837
date: Jul. 24th, 2020
location: Mitinoeki Okuaizukaneyama, Fukusima Pref., JPN
optics: 45mm F2.8 DG DN | contemporary 019 @45mm
camera: SIGMA fp
exposure:ƒ/2.8, 1/100sec., ISO320

SDIM2216-3
date: Jul. 27th, 2020
location: Yagisawa Park, Fukusima Pref., JPN
optics: 45mm F2.8 DG DN | contemporary 019 @45mm
camera: SIGMA fp
exposure:ƒ/2.8, 1/40sec., ISO1000

感想

 天候に加え、気分とも連動する撮れ高。いや、正確には『天候に引きずられた気分に否応なく連動してしまう撮れ高』が正しい表現でしょうか。

ともあれ、別に頼まれて撮っているわけではありませんので、『気が向かないから撮影に行かない。』 という選択肢も用意されているにはいるのですが、 その様な状態も長く続いてくると不安になってきます。時期に限らず撮れ高が安定する人が羨ましい。 別に雨や曇り空が嫌いというわけでは無いのですが、昔冬場の東北に遠征した際、降車後一面に広がる灰一色の空を見て、

「あぁ。これで気が滅入る人が出るのも頷けるな。」

と思ったことがあります。 短期間ならアクセントとして楽しめる天候ですが、長期間になると何処か重々しいと言うか、息苦しいと言うか。 兎に角光の変化が少ないと私には何も見えてこない。無理に撮ろうとしても良くわからん写真を量産するばかりで大分苦戦しました。

 正直なところ梅雨が明けまでカメラはお休みしようかと思っていたのですが、 えんえん悩みながら放ったモノクロがうまくハマり一安心です。それにしてもカラーではてんで見つからなくて、モノクロにした途端色々と見つけられるようになったのは何故なのでしょう。 カラー情報が無い分他のところに目が言ったのでしょうか。理由が良くわかりません。これは今後の課題ですかね。

 さて、感想と言うかただの駄弁りになってしまいましたけど、梅雨にモノクロ。湿気にモノクロ。結構相性良いと思います。 皆さんも困ったら駄目元でモノクロにしてシャッターを切ってみると楽しいかも。そして新しい発見があるかも。

余談

「3分割で平面を割って、奥行き方向は前景中景遠景で割る。そして視線が空間内を広く動いて行けば行くほど写真のスケール感が増していくものだ。」

と、大体はまあそう言った内容のお話を何処かで聞いた覚えがあります。 昔から奥行き方向への視線の流れって難しいなと思っていたのですが、最近「お。これは。」と思える機会が増えてきました。嬉しい。(自分でも良く出来たと思った最近の1枚を最後に貼っておきます。)

構図って奥が、、、というより沼が深いなぁと思うのですが、 ガジェ沼に比べれば金が湯水の用に流れていく心配がないため経済的に追い詰められないのは大分気が楽です。沼の深淵が地獄でないことを祈りつつ、余談もこのあたりで。

SDIM0541
date: Jul. 09th, 2020
location: Mitinoeki Aizu, Fukusima Pref., JPN
optics: 45mm F2.8 DG DN | contemporary 019 @45mm
camera: SIGMA fp
exposure:ƒ/2.8, 1/160sec., ISO100
手前の柵が前景。トラックが中景。雲が遠景。きちんと奥行き方向に3層が作れた写真になったのではないでしょうか。